天音編一話いかがでしたでしょうか。最初にも書きましたが時間軸としては本編の九話時点です。

 いきなり衝撃的だったかも。こういう脅迫百合って結構好きです。それをしてしまうほど相手を思っている証拠でもあるので。

 そして、今回の天音のように脅迫しているが話が罪悪感に耐え切れずっていうのも好みで。

 玲菜が自傷行為をしていることを心配しながらも自分の欲を満たそうとしてしまう。いけないことだとわかっていながらそれにすがるしかない。

 自分が本当に悪い人間だったらと天音は思ったかもしれません。でも、悪人にはなりきれず良心の呵責に耐えきれず中途半端なことしかできなくなってしまった。それがまた不運でしたね。

 玲菜は悪い意味で玲菜でしかなくて、それが余計に天音の心を抉ってしまった。

 玲菜が応えてくれること、それがそのまま自分への負担になってしまうのなら後はもう離れるしかないです。

 でも、玲菜が離れた後天音が自分を保てるのでしょうか。

 

 玲菜は……ずれているじゃすまされないほど残酷です。玲菜は玲菜で天音のためと思ってはいるのですが、対人経験値の少ない玲菜は相手に応えることこそ相手のためと思っている。本当に天音をどうにかしたいと思うのならするべきことはそうじゃないのにするべきことに気づけない。

 ただ、玲菜に自覚はないのかもしれませんが親に捨てられたからこそ余計に相手の期待を裏切るという行為ができないのかもしれません。あとはそもそも天音の気持ちを理解できてないのが問題ですね。結局自分が好きの対象になるということを自覚し切れていない。

 これから玲菜はどう行動するでしょうか。

 

 あ、ちなみに最初に書いておくべきだったかもしれせんが玲菜の過去についての問題は本編の方でやっているので、基本的には玲菜が各キャラとどう向き合うかに焦点を当てます。玲菜の過去の克服についてはあまり意識しないで頂けるとありがたいです。

 そんな感じで各キャラのルートを進めていきたいと思うのでどうかよろしくお願いします。

 

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