天音編はこれで終了となります。ここまでのお付き合いありがとうございました。
初めて明確にルートを分けてと言う形でやってみましたが、これはこれで簡単ではありませんでした。ただ、少なくても本編のやるよりは天音のことをかけたとは思います。
玲菜の気持ちが唐突であるなと自分でも書いていて思ったのですが、いいわけではありますが玲菜は初めから天音に対して好意は抱いていました。自分の周りで一番尊敬できる相手が天音で、その天音の夢を応援したいとは思っていた。
脅迫を受け入れたのも自傷行為を知られたくないからというのはありますが、受け入れなければ天音が壊れてしまうのを本能的に察したからでした。もっとも、どちらも天音の心に負担を強いましたし、結果的に恋仲になれたのだから受け入れたことが正解ではありましたね。
天音は玲菜から告白されたからと言って簡単に受け入れすぎですね……ただ、玲菜のらしさに救われたのだと思います。
傷つけられ、傷つけた。互いに相手への罪を感じながらも、自分のために一緒にいさせてくれという利己的な玲菜の理由こそが救いとなりました。好きになったときも、その玲菜らしさのおかげで自分を肯定できるようになりましたから。そういう意味ではこの形でもよかったかなとは思います。
エピローグは玲菜が二十歳の話で、玲菜が大学生で天音は高卒でプロの役者になっています。正直こういうのってどうやってプロになるかもよくわからないのですが、それは置いておきまして、二人の関係が少し進んだ頃の話。
玲菜が天音を「お前」と呼んでいたり天音が敬語じゃなくなったりしてます。関係がどこまで進んでるかわからないですが、少なくても順調に交際を進めています。ちなみに二人暮らしはしていません。
天音と一緒にくらして家事全般を引受けてるような関係も考えたのですが、それだとやりたいことを見つけるという玲菜の目標に合致しないような気もするので。
二人の「これから」については深く考えていませんけど、一緒に役者になったりマネージャー的なことをするようになるのも考えたりしました。その辺りはご想像にお任せします。
なにはともあれここまでのお付き合い本当にありがとうございました。これからの二人の幸せを祈りまして天音編を終了させていただきます。
次回は香里奈を予定です。