私としては、大分展開が速かったですが、二話で完結させる予定なので次回もペースはこんな感じだと思います。

 

 今回美月はクラス替えという極当たり前で、かつどうしようもない出来事で自分の気持ちに気づきましたけど、こういったことは誰にでも起こりえることかなって思います。

 別に好きじゃないとしても、今まで当たり前に仲良くしていた友達が自分の知らない相手と仲良くなって、その相手がものすごく遠くに感じてしまう。……ありますよねぇ。

 まして、今回美月は琴子のことを自分がいないと駄目な子と思っていました。たぶんそれは本当で、少なくても美月と一緒にいる間はそうだったんですよね。そういうところが今回あんまり取り上げられなくて、琴子はすぐ友達を作っちゃってますけど、美月からしたら自分の手を離れた瞬間に琴子に友達が出来てしまったことからショックだったんでしょうね。

 しかも、みるみる仲良くなっていって琴子の隣のポジションを奪われてしまった。穏やかになれるはずもないです。

 琴子の中では美月の位置というか、親密度はまるで変わっていないはずでしょうけど、その以前と変わらぬ態度がまた美月の中では負担になるような気もします。

 

 相手を親友だと思っていて、相手が自分のことを親友だと思っているのもわかっていて、それでも自分が捨てられるんじゃって思うのは、その相手が大切だからなのかな。それとも、相手を信じられないだけでしょうか。自分は親友だと思っているのに、いつしか相手から見たら親友じゃなくなるんじゃっていう不安が、臆病にさせるのかな。

 

 ……まぁ、その相手と一緒の時間が減るのは親友として程度の差はあれ誰だって嫌なものですよね。

 でも、離れたことによって気づく気持ちもある。

 自分の気持ちに気づいた美月は好きだと知った琴子にどう向き合っていくでしょうか。

 それはまた次回です。では、またお会いしましょう。

ノベル/ノベル その他TOP