沙羅……あまりにも憐れです。って一見思えますけど人として悪いことをしたのはどう考えても沙羅なんですよねw 本人たちには笑い事ではありませんが……。でも、やっぱり沙羅は憐れです。経緯はまだかかれていませんが沙羅が一話のあの状況になったのは簡単なことではありませんでした。暴走という言葉が適してしまうのかもしれませんが、それでも本気の告白でした。

 しかし、望には受け入れてもらうどころか『告白』ということすら伝わっていないように思えます。多分望はなぜ沙羅があんなことをしてきたかということを無意識なのか、意識的なのかはわかりませんが理解できていないのだと思います。それは望が子供ということもあるのかもしれませんが、望は沙羅を友達としか思えず沙羅の気持ちを、苦悩を、苦しみをまるで理解できなかったのだと思います。

 だから望の中ではどうして沙羅があんなことをしてきたのかはわからないけど、そのことさえ忘れればまた友達に戻れるんじゃないかなんて甘すぎることを考えていたのではないかと。でも、その差がさらに二人を引き裂くこととなりました。

 というか、沙羅はどういうつもりで望に家に来いなんていったんでしょうね。沙羅は断られるのを前提で誘ったのだと思います。おそらく実際にくるなんて言われたら沙羅のほうがいいのかわからなくなってしまったと思います。のこのこ望が来たからといって、何かをするなどできるわけはなかったでしょう。自分の心の方が耐えられなくなってしまいますよ。……そうですね、沙羅は望にもう自分たちは取り返しのつかないところにいるんだ言うことをわからせるために望にあんなことを言ったのかもしれません。もちろん、それは沙羅の主観ではありますが。

 ……でも、この二人ほんとにどうすればいいでしょうねw

 次回からは……ネタバレではないですけど、過去編に移ろうかなと。なるべく早く一話までたどり着きたいのですが……沙羅があんなふうに爆発してしまうほど想いを募らせていったのかということが必要かなと思いますので数話かかるかな〜と。続きを待ち望まれている方には申し訳ありませんが……あ、べ、別に現在をこれからどうすればいいのかわからないとかじゃないですよ? えぇ、決してそんなことはありませんとも!! 

 というわけで今回はこのあたりで失礼したいと思います。

 

 

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