幸せなクリスマスの話でした。

 せつなは名前しか出ていなく、なぎちゃんを中心とした話でしたね。

 クリスマス会を楽しみに過ごすなぎちゃんは最初登場させた時からは想像できなく、なぎちゃんの成長に手前味噌ですが感慨深くなってしまいます。

 心の中にせつなのことを思うところはなぎちゃんらしいですが。

 今回はなぎちゃんの成長というか周りの人たちとの交流を書きまして、絵梨子先生とは今とこれからについてでした。

 この二人はもっと絡んでてもよかったかとは思いますが不思議となかったですね。ときなにはこのところタジタジな絵梨子先生ですけど、なぎちゃんにはまだまだお姉さんでいられそうです。

 ……ただし、これからもっと仲良くなったらわかりません。

 

 陽菜とは……こんな形もありかなと。陽菜の気持ちはなんとなくでしか私の中にイメージはなかったのですが。一番近くでなぎちゃんを見続けていればこういうこともあるかなと。誰よりも渚を知っている。誰よりも渚の気持ちがどこを向いているかを知っている。

 その中で胸に痛みを抱えていても不思議ではないかなと思います。ただ明確に自分の気持ちを理解しているわけでもなく、ムズかゆいような疼痛を抱えていたんでしょうね。自覚を無意識に避けてきた。それが叶わないことだってわかっているから。

 でも、卒業を意識したり、せつなとの未来を語るなぎちゃんの姿に区切りをつけなければいけない時が来たのだと思ったのでしょう。

 陽菜も三年間当然色々なことがあって、色んな可能性を選び捨ててきた。そしてこの夜三年間望み続けた可能性に目を背けた。渚は多分それを知りませんが、陽菜はそれでいいと思います。

 陽菜もまたなぎちゃんと共に三年間歩んでくれた。陽菜がいなくてはなぎちゃんとせつなの関係もなかった。

 陽菜にありがとうと言いたいです。

 後卒業までのイベントをどの程度書いていくかはまだ決めていませんが、卒業までの間もう少し渚にお付き合いください。

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