先に申しあげるのですが、特に天音が正ヒロインというわけではないです。かといってそうじゃないとも言えないですが。各キャラを少しずつやって行くといつまでも話が進まないなと思ったので、一話で一人ずつやっていくようにしました。なので、今回は天音の回だったというだけです。

 

 一話で色々片づけようとすると結構急ぎ足になってしまいましたが、天音のことでやりたいことは大体できたと思います。

 同級生ですらちょっとしたことから恨みや嫉みを感じてしまう。それが後輩とあっては負の感情を抱くことの方が自然でしょう。

 でも天音はそれに屈することなく強い自分を演じ続けてきた。それはきっとすごくつらくて孤独なことだったと思います。まして、それは天音には何も責任のないことだったから。

 だからこそ玲菜に演じていない自分で泣くことができたというのは天音にとってすごく意味のあることでした。

 弱音を吐いてそれを受け止めてくれた人を好きになってしまう。すごいありがちなことですけど。それは人の心の動きとして自然かなと思います。

 ………もっとも、話の展開上わかりやすく玲菜にベタ惚れな子がいるの方がいいかなという私の都合もあってこのようにしたというのもありますが……一人一人やっていく予定なのでこれからしばらくは天音の出番は少なくなっちゃうのでそれ自体はあんんまり意味なかったかも。でも、天音には頑張ってほしいなぁと思います。

 

 ちなみにプロローグからですけど、玲菜には色々謎があります。それは、物語の方向を決める上で重要な要素になっていくので、各キャラとの話を進めていく中で少しずつ明らかにしていく予定です。

 ……でも、玲菜の秘密を解決できる相手なんているのかなと思ったりも。

 しかし愛の力は偉大なのでそれに期待しましょう。

 

 ではまた次回。

 

 深い意味はないけど、天音みたいなキャラは想いが実らないことが多いなって思ったりもしてます。深い意味はないです。まだ何も決めていないので。

 

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