展開が遅いことで評判な私のお話としては、一話の間で理々子の考えがほとんど正反対になってしまいました。一緒にいることによる悪い面といい面の両方が出てしまっていますね。

 今回二人は順調に仲良くなっているように思えますけど、実はかなり違っています。

 理々子は最初、美織を早く帰そう、事情を聞こうと思っていたのに、言い方は最悪ですけど自分のために、便利な美織にいてもらいたいという気持ちに変化していき、美織はただ迷子の子猫のようにさ迷っていたところで理々子に拾ってもらったのを感謝していて、その感謝が強くなればなるほどいつまでも甘えてはいけないと想う。なのに、話してしまったらと考えると怖くて、いつ理々子に聞かれるかということに怯えながらもそんな素振りは見せず理々子のためにお弁当を作ったりと美織に必要に想ってもらえているように振舞っています。

 そういう意味じゃ二人の需要と供給は適合しているのかもですね。

 しかし、誰がどう考えてもそんなのはまともな関係ではないです。極端な話、お互いを利用しているともいえますし。

 今回は結局二人の不思議なすれ違いということしか、話は進みませんでしたが次回ではちゃんと進めていくつもりです。どちらかがアプローチをかけることが大切になるでしょうが、今の理々子にも美織にもそれは中々できそうにないですよね。となれば、あとは別の力が必要になるのかなと。まぁ、かなというすでに決めていることではありますが。

 私のお話はすべて百合を意識している関係上、二人の抱えるものよりもその後の二人の関係を重視したいかなと考えていますので美織の家出のことが解決してからもしばらくは話を続けていきたいと思います。皆様に飽きられぬよう励みますのでこれからも宜しくお願いします。

 

 あ、ちなみに今回理々子が言っていた図書館関係のものは真実です(多分w)一応私も司書の資格を持っているのでそれをひけらかしたかったというか……一話のあとがきでもちょっと書きましたけど、自分が届かなかったものを理々子を通してしてもらっているというところもあるのかなと思います。

 司書。やっぱり今でも憧れてますね。もっとも、実際にしていなからこそでしょうが。

 と、関係ない話となってしまいましたが、図書館に関してはもう無理に話にいれることはないと思います。妙な自己満足にお付き合いさせてしまい申し訳ありませんでした。

 

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