親友と喧嘩……まぁ、今回のは喧嘩とは言えませんが。実際はなかなか親友とここまで険悪になることはないかもしれませんが、それは本当につらいことだと思います。友人にランク付けするみたいで嫌な話ですけど、親友だけにしか見せられない自分というのはいると思いますから。  だから、撫子は泣いちゃったりもしましたし、でも奏ちゃんに背中を押されてすぐに仲直りしたいと決められました。今の時点では撫子にとって、一番大切な人、それはみどりちゃんなのだと思います。

 

 そのみどりちゃんは……散々ですが、最後のデートしよには様々な想いを込めての言葉です。撫子のことを許してはいないでしょうが、ただ撫子を恨んでたり、嫌ってたりだけではデートなんて言葉は出なかったはず。その真意が明かされるのは次回ですが、二人にとってわるいようにはしません。

 

 奏ちゃんはいつも聖ちゃんがいる場所を奪って、撫子を導く役目でした。でも、その中にも撫子が奏ちゃんの表以外の部分を気にできるようになったのは撫子にとって意味あることです。もちろん、今はみどりちゃんのことで精いっぱいですけど、今回撫子が思ってたように、奏ちゃんの親友との関係に撫子を絡めていく予定です。三話で聖ちゃんに言われたように撫子はおせっかいなのでいろんなところで人との関係を増やしていくことになりそうです。

 

 あ、聖ちゃんと言えば今回は初めて出番がありませんでした。意図的に排除したわけではありませんが、さすがに撫子といえどもみどりちゃんのことを聖ちゃんに相談できるわけもないので今回はちょっと休憩してもらいました。次回以降では、この件で少し撫子と話しもあるかもしれませんが、次のメインはやはり撫子とみどりちゃんなので聖ちゃんの活躍はもう少々お待ちください。

 

 早くも四話まで来させていただき、すこしずつですが撫子も周りも動き出してきました。これからはこれを加速させていき、皆様に楽しんでいただけるようなものを書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 

ノベル/私の世界TOP