私はお話を考える際にはまず書きたいシーンがあって、そこに向かうためにどんな道を通るかを考えます。その際にはもちろん、まっすぐには向かえないことも多いし、あえて寄り道をすることも多いです。そういうことをしているといつの間にか目的地から大分それてしまうことがあります。

 今まではそういうことがあっても最初の目的地へ強引にでも向かうことが多かったのですが……今回はちょっと軌道修正をすることにしました。

 

 今回の奏ちゃんの話は本当はもっと深くしようと思っていました。しかし、理由は説明するまでもないですが、このお話を長々とするわけにもいかなくなったので奏ちゃんには申し訳ないのですが、あっさり終わらせてもらいました。奏ちゃんの役割も変えることとなります。それがどんなものかは次回以降ですが、奏ちゃんにとってそれが良いものとなれるように頑張りたいです。

 

 まぁ、奏ちゃんよりも聖ちゃんのことの方が今は注目かもしれないですが。

 実は聖ちゃんこそ予定になかった子だったりします。ほんとに初期の初期の予定ではありますが。

 でも、三話をはじめいろんなところで見え隠れする黒い部分や、今回のことなどとてもそうは思えないですね。それはさておき、これからは聖ちゃんを中心に物語が回っていくことになります。そういう意味じゃ今回のラストのキスはある意味新しいプロローグかもしれません。

 ……聖ちゃんが嫌われないように気を付けながら進めていきたいですね。

 

 ちなみに次回からはちょっと過激になっていく予定です。でも、もともとはそういうことをするべき話だったのかもしれません。ある意味次回からのほうが本来の路線なのかも。

 

 今回は大きく物語を変えることにしましたし、これからだって変わっていくかもしれませんが、登場人物たちにとっていいものになれるように頑張っていきたいので、これから改めて撫子たちのお話にお付き合いいただけたら嬉しいです。

 では、また次回よろしくお願いします。

 

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