ある意味予定調和な展開でした。

 個人的には撫子が簡単に聖を好きになりすぎなような気もしますが、あれは撫子の本心であって本心じゃなかったのかもしれません。

 作中で言ってたことも嘘ではなかったんでしょうけど、ファーストキスの相手を好きと思うことでそのショックを薄めようとしたのかも。

 それは見事に打ち砕かれてしまったわけですが。

 

 聖ちゃんですが、聖ちゃん言い訳しようのないほどにひどいですけど、言っていること自体は間違っていない面もあると思います。

 人のことは想像するしかない。その人を見ているようでも、こうだったらいいなという自分の理想を押し付けてしまっている。意識的にも無意識にも。だから、【こんな人だとは思わなかった】とそう思ってしまうわけです。

 期待されたほうはされた方でそれに応えなきゃと無理をすることもあるかもしれないし、素の自分を見せてるのに、勝手に幻滅されて戸惑うこともあると思います。

 まぁ、聖ちゃんの場合は自分で裏切るように振る舞っているので言ってることがどうであろうが最低なのですが……ここで最低なだけだったらお話にならないわけで……w

 最後に泣いてたりとこれまでも罪悪感は感じてたりしますし、それ相応の理由はあります。もっとも、それがどんな理由だとしても聖ちゃんのしたことは許されることではないのですが。

 聖ちゃんがしたかったのとは違うし、今回の形の方が撫子にはつらいことだったかもしれませんが、先につながるのはこっちかもです。

 はてさて、撫子はここからどうするでしょうか。

 

 あとは奏ちゃんですが………聖ちゃんがここまでのことをしておいて聖ちゃんをメインにしないというのはさすがにできないですし、聖ちゃんのことを解決した後、奏ちゃんにというのもしづらいです。……非常に申し訳ありませんが、聖ちゃんルートに入らさせていただきます。どこからなら奏ちゃんルートに入れたかな………
 ただ、何かしらの形では報いたいと思います。

 

 色々不安な面も多いですがこれからも彼女たちを見守っていただけたらと思います。

ノベル/私の世界TOP