毎度ながらのあおりでもうしわけありませんw ほんとうはこの場面の終わりまで書き上げているのですが、ページの配分上こうしました。まぁ、煽るのはこのHPの仕様ですしw

 

 今回は涼香の内面中心な感じでしたね。涼香にとって友だちはやっぱり特別な存在なんだと思います。これから本編で触れることもあるかもしれないのであんまり詳しくはかけないのですが、一般的にも考えて虐待受けてた人間というのは人から受けがいいことをしがちになるんですよね。無意識に自分が悪いから痛いことをされたと思い込んでしまう。だから、涼香も人に嫌われないように、受けがよくなるようにと振舞ってしまう。きっと、この嫌われたと思う相手がせつなでも、梨奈でも夏樹でも似たようなことは思ったでしょう。似たようなこと、で美優子と同じ反応はしないと思いますけど。
 ただ、だからってあの涼香があんな風に積極的に問いただしに行くのかといえば、普通いかないですよw でも、それは相手が美優子だったからといえばそうなんでしょう。涼香は自分では気付いてないかもしれないですけど、美優子の存在は涼香の中では大きいですから。

 でも、涼香の「好き」に関する考え方ってなんだか根本から違うというか、勘違いしているような気もしますね。

 

 美優子は……おかしいといえばおかしい気もしますけど、本当に涼香のことが好きならおかしくないとも思います。美優子は涼香のことが好きですけど、美優子は涼香から想いを受け取れていないんですよね。だから、不安になっちゃうんです。好きなのに、涼香のことは知らないことだらけ、涼香の中にある一つのピースでしかなくて、欠けても涼香の世界は変わらないんじゃないかという不安。自分のいないところで涼香が他の人と親密になるんじゃないかという不安。自分を見てもらえない不安。
 
ほかの友だちのことも大好きなのに涼香といるだけで、うらやましく思ってしまう。盗られるとか思うわけじゃないでしょうけど、それでも少しの不安が涼香への想いのせいで何倍にも増徴されて嫉妬に変わってしまう。情の深いお人ですね……

 でも、恋は盲目とかいったり、愛は人を狂わせるとも言いますけど、なんだかんだでその通りなんですよね。強すぎる想いはときとして人を捻じ曲げて、その人そのものさえ変えてしまう。それはいい方向なことももちろんあるでしょうけど、悪いとまではいわなくても本人の予想もしない風になってしまうこともあります。

美優子は人と接していなかったがゆえに、そういったものに悩まされることもなかったから今回のようなことに対処する力がないんでしょう。だから、極端な行為にも及んでしまうんでしょう。

 なんだか涼香と美優子に関しての言い訳に終始してしまいました……これを本編で表現できないのが情けないですね。

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