二話連続であおりまくりというか、すっきりしない終わり方でごめんなさい!w でも、話を進めていく以上、こんなのも必要なのでご了承の程を。それに冷静に見てみるとそこまででもなく普通といえば普通ですよね。このくらいなら。

 

 今回の涼香はある意味バカだなぁとも。【愛】とか【好き】について考え、考えすぎて頭の容量をオーバーしてしまってますけど、そもそもが愛とかなんて理屈じゃないですよね。美優子が突発的にキスしてしまったように、気持ちが溢れすぎて自分じゃ制御できないものだと思います。頭で理解しようとしてる時点で涼香は考えかたが間違ってるんじゃないのかな、とも。どうして間違えて考えてしまっているかは一応理由があるといえばあるんですけど、それは明言することでもないかな、とも。

 

 せつなは……なんで三人称なんでしょうねー? いえ、たまにはそうしようと思ってやってみましたけど、いきなりなので違和感ありすぎです。1話とか二話は一人称でしたし。
 しかし、せつな……せつないです。気持ちが自分に向かなくてもいいと思っていたのは嘘ではないでしょう。それどころか、嫌われるというのすらせつなは覚悟していたかもしれません。でも、想いに答えてもらえないより、嫌われるよりも誰か、それも自分のよく知っている人間にとられるなんていうのは想像もしていなかったでしょうし、それには耐えられないと思います。自分のことでどうにかなるならそれは言い方はよくないでしょうけど一時的です。でも、美優子に取られてしまったらこれからその仲のいい姿を見続けなければいけない。そのたびに自分が惨めにもなるだろうし、好きな人の笑顔を引き出すのが自分じゃないというのはつらすぎると、そう思います。

 

 美優子については……15話であんなに半病んでるような状態だったのに今回の話みたいになるのはおかしいんじゃないの? といわれればそうかもしれませんけど、今まで涼香が自分のこと好きかどうかもわからず、可能性としては0%に近いと思ってももしかしたら嫌われてるんじゃ? と思っていた涼香に好きといわれて抱きしめてもらえるのは言葉にならないほど嬉しかったのです。好きと思っている相手に好きといわれるのは単純だけど、それゆえにすごく強くもあります。その好きが自分と同じ好きじゃなくても、欲しい好きじゃなくても、涼香の好きという魔法の言葉は美優子の不安や嫉妬を取り払って、世界を変えてくれた。美優子にとっては冗談抜きに魔法に等しかったんですよね。だからって反応が急すぎだし、いきなりキスするのはどうかと思いますけどねw

 

 さて、とんでもないことが起きてしまいましたが次回……自分だけ事態を知らない涼香はそれにどう向き合っていくのか、どうやって自分の答えを見つけていくのか? 雨の中飛び出したせつなは果たして何を思うのか? 自らの【過ち】、【弱み】を見られてしまった美優子はいったいどうするのか? 

 これらすべてに次の話で収拾つけられるのか……w 次回をお待ちください。

 

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