涼香……なんで最後に思うのが美優子じゃなくて、せつななんでしょうか。

 確かにある程度は仕方ない面はあると思います。全然うまく表現できなかったですけど、美優子はやっぱり涼香のことが好きで、正直ある程度のきっかけとあとは時間だと思うし、そんな美優子を目の前にした涼香はそれを感じ取れたと思います。

 そして、美優子に悪いって思ってても、例えせつながそれを望んでなくても、涼香はせつなのことを考えずにはいられないと思います。想像できるはずもない、せつなの気持ちを、美優子に話したっていうせつな以外には絶対にわかるはずない気持ちに思いを馳せてしまいます。前話で梨奈が言ってたけど優しいすぎると駄目ということは絶対に存在していて、それを頭では理解しても、それでも涼香はせつなのことを考えてしまうでしょう。それになんだかんだでせつなと一回もまともに話をできてない今じゃ、例え美優子が許してくれたとしても、涼香はそれを素直に受け入れないないと思います。

 

 美優子は一見ただの自分勝手な女の子に思えます。確かにある程度はそうかもしれません。だけど、せつなが涼香のおかげで『自分』になれたように、美優子だって涼香がいてくれたから今の自分がある。そんな涼香に【裏切られた】と思ってしまえば今回のことは多少仕方ないんです。だから、嫌いはよくても単純に身勝手なだけと思わないであげてください。
 あと、今回だけについて述べると自分の気持ちが整理できてないですね。頭じゃ理屈も理由もわかる。そして、せつなの気持ちを知ってしまったら、頭じゃ仕方ないとまでは割り切れなくても涼香を許すことができなくもない。でも、それだけ。心はそうはいかない。涼香を嫌いだなんていったのも、それは好きの裏返しだし、今回のことも好きだからなおさら、涼香のことを信じられない。矛盾してるけど、裏切られたと思っている美優子は好きだから涼香を拒絶したんですよね。美優子が本気じゃなくて人を好きになるなんて考えられないけど、涼香のこと心から好きじゃなきゃもっと別の反応していたでしょう。時間が解決してくれることかもしれないけど、【きっかけ】があったほうが早いし、なにより心の距離が変われると思うので【きっかけ】は考えたいと思います。

 

 あとがきで、補足をしなきゃならないのはつまり本編でそれを伝えら得ていないということなのですが、やっぱりせつなについても少し。

 ……現実に、こんないい娘いませんよw 今回は美優子に会いにいくところしか、出れなかったけどずっと後悔して、日々を過ごしていました。なんであんなことしちゃったんだろう、キスなんてしなければよかった。嫌いになってなんていわなければよかった。どうしよう、きっと涼香に嫌われた。やめておけばよかった。ずっと、親友の振りをしていればすくなくても涼香の側にいられたのに。苦しくても嬉しかったのに。

 そんなことを、一切表に出すことなく悔やみ続けていたと思います。そんな中涼香の話は耳に入ってくる。当たり前に気になってしまう。

 次話でせつなのこと触れるのに差し支えない程度に述べると、美優子へ会いに行ったのは美優子のためという気持ちは一切なかったと思います。じゃなきゃ、理由は限定されちゃいますけど、でも美優子のためではなかった。

 美優子の家を離れたせつなはどうしたんでしょうね。寮に戻ったのか、どこか寄り道して涙を流してたのか。梨奈が一緒にいてくれたのはせつなにとっては幸運でしょうね。じゃなかったら、自殺……はともかくどうなっていたかはわかりません。でも、梨奈がいなくてもせつなは涼香が悲しむようなことはしないし、できないと思います。縛られてしまってるんですよね。縛っているのは自分だけど。

 日記にも書きましたけど、美優子は自分勝手だとしても人として間違ったことをしたのはせつななんですよね。だから、美優子はせつなのことを許せないし、せつなは自分を許せない。

 って、かなり余計なことまで書いてしまったかもです。っていうか、補足ばっかりで情けなくなってくるなぁw

 

 とりあえず、今回はこの辺で。また次話をお待ちください〜。……にしてもことことに至っても最終的にどうするか決めてないんですよね〜。分岐いれて両方やるというのも手かもしれません。

 

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