今回も含めてこれからの数話はまったく考えていないものでした。ただ、ここ数話、というか十三話以降のせつなのことを考えたらこのまま次の章に進んでいくのはしちゃいけないかなと思ってせつなの話を数話書いてみることにしました。

 ただこれからの話がせつなはもちろん作品にとってどういう影響を与えるのかはわかりません。だけど、今まで断片的でしかなかったせつなの気持ちをもう少し知ってもらいたいかなと思いまして、もっとも……せつなの機微を書いてみたところでさらにせつなの絶望が見えてしまうだけなのかもしれませんけど、それでも気持ちを知ってもらってせつなをわかってもらうのは読む側としても深みがでるかなと勝手に思っているので。

 

 最初のところはわざと二話と同じように書いてみましたけど、そのころと比べると本当に変わってしまってるな、ちょっと驚きです。二話を書いていたころはそもそも四話で終わらせる予定だったし美優子のこともまったく考えてなかったし、せつな自身もこうなるとは思ってなかったでしょう。だけど、せつなは今これだけ苦しんでいても涼香と一緒にいたいと思うほどに涼香のことを想っている。少なくても今はそれが悲しいことに見えますね。

 

 比奈については今回は顔みせ程度でしたけど、一応役割を考えています。せつなの世界は涼香と一緒に見てきた世界なんですよね。涼香には涼香だけの世界があっても、せつなにはせつなの世界ほとんどないって言ってもいい。だから、せつなだけの後輩がせつなや涼香に何かをもたらすかなと今のところは考えています。

 それによりせつなのことは問題といえば問題ですけど、比奈のことも最終的にどうするか問題ですよね。うまくそっちも回収しなきゃ。人が増えればその分、想いが増えてくることになります。それすべてに気を回すのはも大変だし。もしかしたら必要ないどころか、話し全体に悪影響を与えてしまうこともあることはわかっています。だけど、大変でも生み出した責任としてちゃんとみんなに思いをむけていけるように頑張りたいです。

 

 と、なんだか今回は意味があるような通じないことばかりを書いてしまった気がしますw なんという心に伝えたいことはあるけどそれをうまく言葉にできない感じです。いつまでたっても未熟ですね。

 

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