このせつな編はちゃんと意図するものがあってはじめたつもりです。一応、今の流れはその意図に沿っていないことはないと思ってはいます。でも思い通りになっているかといったらぜんぜんそうはなってません。このままで意図をちゃんと果たせるのかな……?

 にしても、またも予定よりも長くなってしまいました。本来なら二話で済ませる予定だったのですが、ここからせつな編の完結までかくよりは一端区切ったほうがいいとは思うので。

 

 というか、せつなを主人公にやったのに今のところせつながさらに憐れになっただけのような……。せつな……いい意味なのか、悪い意味なのか変わらないですね。涼香への想いを捨てられない。あきらめられない。理屈で考えれば、大好きな人を思い続けるということはできるのかもしれません。けど、好きな人がその好きな人と両思いのところを見せ付けれているのに、それを胸のうちに秘めて友達として振る舞いながら想いを持続させるなんてできるのかな。せつなにはそれだけの理由……理由というよりはそれだけの想いがあるとは思います。でも、だからといってずっと想い続けるのはやっぱりつらいことなんじゃないかなとも。好きな人を一途に想うこと自体は人の幸せの一つとも想わないこともないですけど。

 

 と、いうかなんだか利用っていうパターンが最近多いような……美愛のもそうだし、あ、個人的には菜柚も朝霞を利用してたかなと思ったけどあれは利用ではないですね。気持ちを弄んでいる点では一緒ですけど。一応、それぞれの組み合わせというか、同じものではないようにはしていますけど、読む方からするやっぱり同じに見えてしまうでしょうか? 

 

 あ、ちなみに補足をしておきますと、陽菜は確かにせつなのことが好きですけど積極的に付き合いたいとか思っているわけではたぶんありません。ただ、好きなことは好きで恋人みたくなれたらいいなと漠然と思っている程度と思います。

 渚は、ちょっと本編でも触れましたけど、それのおかげで陽菜を好意的に思っています。いい友達でありたいと願うし、陽菜のことを守ってあげたいと思うからせつなにだって恐れず立ち向かいます。でも、容赦ないなぁw せつなに大してちょっと酷すぎたように感じます。

 

 さーて、次で陽菜と渚についての決着を付ける予定ですけど……うまくいのかな……終わったらいよいよ最終章、かな……?

 

 

 あ、渚が黒いのなんて考えた。

 たとえば、陽菜がせつなにふられて落ち込むけど、実はそうするために渚はせつなにあんな話をしていて慰めることで陽菜を自分のものにしようとするとか?

 

「ひっく…、なぎ、ちゃん……」

「大丈夫、私が一緒にいてあげるから」

「……うん」

(……そう、一緒にいてあげる、守ってあげるわ。だって………あなたは私のものなんだから)

 

 とか? だめでしょうかねw だめですねwと、あとがき書いているときはこんなのを妄想しましたが、続きを書いたらとてもこんな風に行きそうにはなくなりましたw

 

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