九話……えーとまず、まったく話進まないで申し訳ありません。本当は九話どころか雫を登場させることすら考えてませんでした(それをいったらそもそも四話で完結の予定でしたけど)ただ、他の二つの進行状況を鑑みてこっちはほのぼのというか、のんびりいくことにしました。涼香にもう少し自分を思う時間が必要かなとも思ったので。……まぁ、逃げてますけど。どうでもいいけど、十月なら六時は夕焼けどころかほぼ真っ暗ですよね……一応夕焼けというもの道具にしたいのでその辺は流してくれるとありがたいです。ほんとは修正したほうがいいんでしょうけどねw 都会の夕焼けというのは、なんとも切ない気分にさせてくれて大好きですね。特に建物が紅く照らされるアンニュイな感じがたまらないです。

 タイトルのところでも触れてますが、雫との関係で涼香に何ももたらすものがなければ、これからの数話はただの自己満足のものになってしまいます(そもそもすべてがそうな気もしますが)涼香にどんなことを考えさせて、どんな答えを出させるかということは大体決まってますが、それをうまく表現できるかどうかは別問題なので、美貴結花のときのように後悔だけはしないように頑張りたいです。果たして【涼香】を書くことが重要なのかというのは疑問ですが、この物語は涼香が主人公で涼香の物語です。だから、【涼香】を書くことが無駄ではないと信じます。今のところ毒にも薬にもなってませんけど。
 と、これは今回のあとがきというよりこれからの予告みたいですね。

 雫に関して少し。雫は書いてて楽しいですねー、無邪気な発言したり、涼香と違って自分の思うことをはっきりといえて、うじうじ悩んでいる涼香とはかなり違う人間ですね。まぁ、涼香の場合は作中でも触れたようにみんなと【今】を過ごしたいという逃避の結果そうなってるだけで、人間的には自分の考えとかは言うタイプですけど。
 誰だって、居心地のいい場所から進んで動きたいとは思わないでしょう。そこから踏み出した先がどんな風になるかわからない、今よりもいいところかもしれないし、悪いところかもしれない、もしかしたら地獄のようなところかもしれない。だから勇気を出せないで今いる場所にとどまろうとする。それは涼香に限ったことではないでしょう。多分、人の誰もが考えることだと思います。せつなや美優子に向かい合わない涼香は一見ひどいように見えますけど、こう考えるとどこにでもいる普通の女の子なんです。

 っは! 気づいたら涼香のこと書いてる!? えーと、雫、雫……もっと9-4のところがうまくできたはずだなと後悔してます。こんな後悔はいつもですが、そのたびに読んでくださる方々や登場人物たちに申し訳なくなります。無知は罪ではないとも言いますが、未熟は罪なのでしょうか。こんな風に妥協の末の未熟さならやはり罪なんでしょう……
 しかし、雫何歳なんでしょうねぇ? 涼香は二、三年生と思ってますけど、それくらいにしては性格が幼いような気はするのに9−4のところとか少し言ってることが大人っぽいというか歳相応じゃない気がするし……ただ小学生っていうと微妙な年頃ですよね。個人的には四年生になると考え方が大人びてくる気がします。でも、小学生っていうのは中学年程度でも大人っぽいことをいうこともあるし、六年生くらいでもものすごい子供っぽいところもあります。これから雫にはそんな【子どもらしさ】を発揮してもらい涼香を困らせてもらうとしましょうw

 三角関係や複雑な相関図というのは好きなシチュエーションですけど、最終的に誰かが悲しむことになりますよね。ハーレムにでもなれば話は別ですけど……さて、どうしよう?

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