私の制服を敷いた机の上に座らせてブラウスの前を開けらせる。

(……へぇ)

 邪な笑みを浮かべる。

 本来は勉学に励むべき場所で後輩に肌をさらさせている。

 これまで道に反することはしてきたかもしれないけれどこれはまた別種の昂揚を感じさせる光景だった。

「ほら……前、開いて見せて」

「はい……」

 半ば自暴に走っている私と違って冬海ちゃんは何かあった時のことが気になるのか頻繁に教室の外に視線を送りながらも私の言葉には従っている。

 そうする姿も可愛いとは思う。

 そして、そう思えば思うほど……

「ふぁ……!」

 彼女を崩したくなる。

 私は背中に手をまわしてブラを外すと胸に直接触れて、彼女の心を揺らす。

「ちゅ……んっ」

 同時に首筋を舐めながら胸に刺激を与える。

「冬海ちゃん……可愛い、もう乳首固くしてるよ? 駄目だなんて言っておいて本当は期待してたんだ?」

「そ、そんなことは……」

「恥ずかしいって言ってたくせに、本当はこういうの好きなんじゃないの?」

「ち、違います……」

 顔を真っ赤にして否定をする冬海ちゃん。そこには消極的ながらも本気で拒絶を感じる。それはそうだろう。学校でこんなことをしておいて喜ぶ人間なんてそうはいない。

 冬海ちゃんの体が興奮しているのは間違いないけど、それはシチュエーションではなくて私のこれまでの結果。

 私とエッチをするということに体が反応してる。そうなってしまうことを私は知っている。何より私自身の体で。

「へぇ、じゃあ、冬海ちゃんが感じてるのは冬海ちゃんがいやらしい子だからなのね」

「えっ……」

「だって、学校でエッチするのはいやなのに感じてるんでしょう。バレたらどうしようっていうことよりも気持ち良くなりたいっていうことよね」

「……ち、違います……きゃぅ」

「ほら、違くないでしょ。おっぱいこんなにして……エッチ」

「違い、ます……」

 話をしながらも愛撫を加えていると冬海ちゃんは、感情を絞り出すような声を出した。

 その本気を感じさせる声に一瞬手が止まる。

「なら、どうだっていうの?」

「……っ」

 戸惑いと、迷いと……決意が表情にある。

「……鈴さん、だから」

「……っ」

「……鈴さんにしてもらってるから、です。だから……気持ちいい、です。こんなところでしてても鈴さんだから嬉しいんです」

 ……私はそこに本気を感じたかもしれない。気づいていたのかもしれない。

 でも

「……そう。ありがとう」

 私はどこか冷めた気持ちでそう伝えて頬を撫でた。

「……だから、してください。鈴さんになら……何されても、いいですから」

 せめて私がまともの状態だったら。蘭先輩のことで心を乱していなければ……

「……えぇ」

 彼女の告白を告白として受け取ることができたかもしれないのに。

「……可愛いわよ。冬海」

 今の私にできたのは彼女が応えて欲しくない形で彼女の望みに答えることだった。

「っ……ん」

 髪を撫でたあと口づけを交わし、深く彼女の中を満たしていく。

「あっ…あぁぁ……すず、さん……も、っと」

 胸に手を当て、スカートの下に潜り込ませショーツの上から刺激を与えていく。

「ちゅ……ちゅ、んっ……じゅ」

「ふぁ、あ…あぁんんっ、あ、すず、さ、ん……っ」

「ぁ、ふ、ふふ、気持ちいい、冬海ちゃん?」

「ぁ、っ、はい……気持ちいい、です……」

 蕩けた表情で返事をする冬海ちゃん。

 教室でこんなことをしているっていうのに、私の教えたことは忠実に守っている。気持ちよかったら素直にそれを言葉に出すこと。

 ずっとそう言い聞かせてきた。こんなところでしているのにそれを律儀に守る冬海ちゃん。そこまで私に心酔させているということに感じてはいけない喜びを感じる。

「そう、じゃあ……」

「あっ……む、ね……ぁあ、」

「ちゅっぅ……ちゅ!」

 あえて大きくキスの音を立てながら胸にキスの飴。

 華奢で未発達な体に私のしるしをつけていく。

 もう何度もしているけれど、冬海ちゃんはまだ幼い少女の面影が残っていてその体に触れているというのはどことなく背徳的な感じ。

「綺麗なお腹だね。ちゅ!」

「ふぁ……あ、ありがとう……ございます」

 レロっと横腹を立てに舐めていく。すべすべで弾力のある肌に私の唾液の線が走る。

「っあ、…ぁっ…あ」

 可愛い喘ぎを漏らす冬海ちゃん。声を抑えなきゃいけないなんて言うことは頭から抜け落ちてしまっているのかも。

「横になってみて」

「は、はい……」

 羞恥の期待のこもった声と共に冬海ちゃんは机の上に体を倒して私も床に膝をつくと冬海ちゃんのショーツに手をかける。

 恥ずかしそうにするものの抵抗することはなく私は濃厚に香り立つ冬海ちゃんの股間に舌を伸ばしていった。

「ふぁあ…あっあ、っ……こ、れ……んっんん」

 丹念に舐めまわして、少しずつ快感を引き出していく。

「じゅりゅ……ぢちゅぅぅ」

 膣口に口づけ、音を立てて吸う。

「あぁあ……っあ、ぁああふ」

 たまらずに声を上げる冬海ちゃん。どんな風にどこか気持ちいいのか、私にはわかってしまう。

 全部私がされたことだから。

 暖かな舌に舐められた時のむずむずとした感覚、吸われた時の意識が浮き上がるような快感。

 全部知っていて、それが想像できる。

(……んっ……)

 キュンっと体が疼いた。

 自分でしながらっていうのでもいいけど

「ねぇ、一緒にしよっか?」

「え?」

 まだ何を言われたのか理解していない冬海ちゃんをよそに私はショーツを脱ぐと、そのまま机に上がって冬海ちゃんの上にまたがった。

 さっきまで舐めていた場所をさらして。

「……私のことも気持ちよくして?」

「……っ……は、い」

 おしりとふともも中間くらいに手を添えて冬海ちゃんは恐る恐るといった感じに舌を伸ばしてきた。

「っ……ちゅ…あ、ちゅ……ぷちゅ……」

 生温かな舌が私の陰部を舐める。拙い動きと緊張している様子がどことなく可愛く思えて、私も同じところに舌を伸ばした。

「んゅ…ぢちゅ……じゅぅ……る、んっ…ちゅ」

「ぁ、ぁっ…ふ、ああ……」

「冬海、ちゃんとしないとだめよ。じゅ…ちゅ……ぅうっぅ」

「は、はい……はい…ぁんっ……ちゅぁあ」

 頑張ろうとは思っているのだろう。私の真似をして舌を動かすものの、まだ抵抗があるのかその動きは緩慢で……他の人……例えば蘭先輩なんかと比べれば感じる快感はまるで及ばない。

(…でも、可愛い)

 一生懸命なところが愛しく思える。それはもう私が失くしてしまったものだから。例え拙くたって私のために頑張ってくれる姿が嬉しくて私は腰を落とした。

「っはぁじゅ……ちゅ…あっ。す、ず、さん……きもち、いい、ですか……」

「えぇ……」

「嬉しい、です……がんばり、ます、から……ぺろ…じゅちゅ」

 そう。気持ちいい。多分、冬海ちゃんが想像しているのとは別の意味でも。

 拙いながらも舐め上げられる感覚にはもどかしい快感があり、冬海ちゃんを支配しているような感覚には背筋を震わせ、二重の快感が私を襲う。

「いいこ……んゅ……ちゅっ……じゅりゅ…あん、ちゅぅうっぅう」

 それに負けじと指で陰唇を開くとトロっとした液体が絡みつき、それを舐めとりながら舌を突き入れ、同時に指で豆を刺激する。

「ぁぁつ! あぁ……っ」

 刺激が強すぎるのか大きな声をあげて、冬海ちゃんの動きが止まってしまった。

「ふふ、そんなに気持ちいい?」

「っ……は、い……けど……がんばり、ます…から……っちゅ……じゅちゅ……ちぅぅ」

「んぁ、……はあぁ、冬海、ちゃ……ん……ゅあぁああ」

 私の前をするように膣口を開き、舌を使う。動きが緩慢なのは変わらないけれどそれでもなぜか先ほどよりも刺激が強く思わず嬌声をあげた。

「……可愛いわ……冬海ちゃん。ちゅぅぅ……じゅあ…」

 負けじと私も指も口も使って冬海ちゃんに籠絡していく。

「あぁ……すず……鈴……さんっああ、ぁちゅぁ」

 少しの間、二人の喘ぎと互いを性器を責めるいやらしい音が響く。

 夕暮れの教室で体を重ね、快楽をむさぼる。その背徳感は想像していた以上に強烈で私も絶頂が近い。

「わ、私……も、もう……んっぁあ」

 それは冬海ちゃんも一緒のようで、熱の込められた、しかし余裕のない声をあげてきた。

「……ん、私も、よ……一緒、ね……んちゅ……」

「は、はい………っあぁあ」

 舌を伸ばし、甘酸っぱいエキスを吸い時には指も使い、時には口で陰核を刺激する。冬海ちゃんもそれに合わせ同じように私を刺激した。

(あ……この……感覚)

 キそう。言葉にならない快感が高まる感覚。冬海ちゃんの触れているところから体全体に広がり爆発してしまいそう。ずっと続いて欲しいような、早く達してしまいような二律背反の気持ち。

 でも……

「す、……ず…あさぁあっ」

「ふゆみ…ちゃ! んっああぁあ」

 高まりへの期待が勝り

「ぁあっあああっぁ」

 私たちは初めて二人で達した。

 

5−6/5−8

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