ときな……やっぱり強引ですよね。

 疑うことは当然かもしれませんけど、寝言を聞いたくらいでさようならというほど絵梨子を、自分が好きになった相手をあそこまで疑うでしょうか。もちろん好きだからこそ疑ってしまうという矛盾は存在するんですけど。

 ときなはさようならと置手紙をした時点じゃ、本当は絵梨子にもっと積極的になってもらいたかったんじゃないかなと思います。距離を置いた自分を追いかけてくれるということを望んでいたから、絵梨子と話したとき余計に感情が高まってしまったのだと思います。

 

 絵梨子はひどいですけど、夢や、寝言にまで責任を持つのは無理ですよね。ときなからすれば沈んでいるところに、無意識に昔の恋人のことを呼ばれてしまえば……仕方ない、でしょうか? 無意識っていうところがときなにはきついですよね。【柚子】への強い想いがなければ夢に見るようなはないでしょうから。つまり、相談を受けながらも絵梨子は目の前のときなじゃなく別れたはずの【柚子】を想っていたということですよね。……なんか書いていたら絵梨子がすごくひどいように思えてきましたw

 絵梨子が柚子を思ってしまうのには理由は考えてますし、今回もその一端、というか仔細はともかく原因は出ていますよね。その理由は知っていただければ理解していただけると思いますけど、当事者のときなにそれをわかってもらえるでしょうか。次回はそれが問題になりますよね。

 でも、前回も語ったとおり二人は【卒業】を乗り越えずしてこれから先の未来はないですから、二人にはこれを乗り越えその先の卒業を見つめてもらいたいです。

 他人事のようですけど、私にとってもある意味他人事なんですよね。話は私が作っているとはいえ、ある程度を過ぎると最初考えていた予定よりも、ときなや絵梨子ならどうするかを考えるようになるので、私事でありながら他人事でもあるのです。

 とはいえ、すべての責任は私にあるのでそれを忘れずに二人の物語を進めていきたいですね。

 

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