こういうところで言い訳をしたり先に謝るのは卑怯な気もするんですけど……すみません。なんか完全にこちらの都合だけでゆめを動かしちゃってますよね。

 いつのまにか美咲が彩音のことを好きすぎるようになってしまったので、ゆめもそうしたいとつりあいが取りづらくなってしまったというか……んー、でも一応ゆめと彩音というのはかなり前から考えていた設定ではあったんですよね。というか、そうだったのに最初のほうで三人で仲良くしすぎたせいで今がおかしく感じちゃってるのかも。……まぁ、私の雑感はどうでもいいですよね。

 

 ゆめはもう誰だかわかんない……かなと思ったんですけどある意味ゆめらしいかな。自分の感情に戸惑いながらもそれをうまく表現できないで悩むのはゆめらしいかもしれません。ちょっと極端ですけど。まぁ、でもゆめはとにかく子供だったんですね。彩音に好きって言わせたりキスをせがんだりって急すぎではありましたけど、基本的に彩音は美咲と一緒だから二人きりというのがゆめを暴走させちゃったんです。たぶん。

……さて、これからどうしよう……

 

 彩音は……主人公が鈍いというのはシナリオ上仕方ないのかもしれませんけど彩音はバカですね。少しはゆめの気持ちに気づいてあげろって感じです。ま、彩音はゆめのこと子供って思いつつも、彩音の好きは親友であり、恋人のようなものでもあり、家族のようなものでもあって、いて当たり前のゆめ、仲良くて当たり前のゆめが、今さら自分に恋をしてるなんて夢にも思わないんでしょう。だから、ある程度にぶいのは許してあげてください。彩音はゆめと美咲、二人が本当に世界で一番好きっていうのも気づけない要因なんでしょうね。

 ……まぁ、美咲とはあれだけラブラブしてたのにゆめが同格なのっていう疑問は生まれますけど彩音は本当に美咲とゆめのことを平等に愛してるんです。

 

 美咲が蚊帳の外なのは……ちょっと美咲も出すとややこしくなりすぎて長くなっちゃいそうなので登場させないことにしました。ただ、美咲は美咲で色々考えてますよ。本人も、私としても。

 

 そういえば彩音のシリーズを考えたときは彩音が澪を好きになったけど、ゆめが彩音を好きと気づいた澪が、すでにそれを知っている美咲と協力して二人の仲を取り持って、それをする過程で澪が美咲を好きになるって話を考えていたんですよね。

 

「宮月さん、ありがと。悪かったわね、そんな役回りさせて」

「んーん。そんなことないよ。ゆめちゃんにも彩音ちゃんにも幸せになってもらいたいって思うし、それに美咲ちゃんのこといっぱい知れて嬉しかった」

「そう。でも、感謝してる。後で何かお礼するわ」

「あ、じゃあ、今いい?」

「今? 別にかまわないけど?」

「名前を呼んで」

「え?」

「澪って言ってもらいたいの。宮月さんじゃなんだか他人行儀だから。澪って呼んでもらいたいの。美咲ちゃんには」

「わかったわ。澪」

「うん」

「けど、こんなのでいいの? 澪はそれでいいとしてもなんか私がお礼したって気分にならないのよね。何かもっとちゃんとお礼っぽいことない?」

「……じゃあ、デート一回」

 

 たぶん、第一話を書き終えたあたりじゃこんなのを考えてました。どういう心境の変化があって今のようになったのかは覚えてませんw ただ、今の三人の関係になったことに後悔はないので三人の想いをきちんと紡いでいけるように頑張っていきたいと思います。では、また次回。

 

 あ、澪の台詞が二つほどネタになってますけどスルーでw

 

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