病。小説やドラマにおいてある意味王道ですよね。

 だけど、その時点で物語が取り返しのつかない線路に載っちゃいますよね。悲劇か、奇蹟か。それが昔からずっと続いてきたということはそれが支持を受けるからでしょうけど、同時に展開が読めてしまうという話を作るうえで愚行ともいえることになってしまう。ただ、それでもやはり悲劇でも奇蹟でも人の心をうつから続いてきてるんだからいい、悪いでかたはつかないんでしょうけどね。

 あ、でもよく考えると病気だとはっきりいってないですね。

 

 さて、これはどうなるのかな。麻理子が病気かどうかともかくとにかく体に問題があるということはわかりましたけど、それがまだどういうものかはわかってないですよね。不治の病なのか、助かるようなものなのか、実際はそれほど大したものじゃないのか、もう取り返しがつかないようなものなのか。

 隠しているということは少なくても隠したい理由があるということなんでしょうけど、どうしようかなと。

 はるかは麻理子のことを病気じゃないと信じるのが簡単な気がしますけど、それはそうだって思いこみたいからなんじゃないのかな〜と言い訳したり。そうだなんて思いたくない、嘘であって欲しいだから信じてしまう。頭のどこかでは本当は何かあるんじゃないの? と警告をしてきているのにそれを聞かないふりをする。それがあとでどうなるかってわからないわけじゃないはずなのに、目の前の不安から逃げてしまう。仕方ないといえば仕方ないんでしょうけど。

 

 時に、彩葉さんは麻理子のことをどう思っているのかな? この世で二番目に好きって言ってますけど、幼馴染としてとも言っています。もちろん、麻理子の体のことは知っているんでしょうけど、それの力になってあげてということなのかな。それもさることながら、なんで彩葉さんじゃ力になれないんでしょうか。ただ、彩葉さんははるかが力になれると思っているんですよね。ネタバレになるのかわかりませんが、麻理子の体のことをおそらく知っている彩葉さんがはるかが力になれると思うということは意外に大きな意味を持つかもです。これは深読みしていただいても問題ない発言かなと思いたいなぁw

 謎は深まるばかりですがとにかく今回は甘さがなかったので次回はそういうのも取り入れたいですね。

 

 

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